瓦骨材の多孔質な機能による調湿効果が期待でき、また素朴な土壁風の風合いが楽しめる本格塗り壁材です。瓦骨材の独特の表情も面白味を際立たせます。
エコシステムが取り扱っている壁材は人と環境に優しい壁材です。多孔質な『かわらかべ』は室内の湿度を調整し、快適な空間を演出します。またリサイクルされた瓦を使用することで二酸化炭素(CO2)削減にもつながります。家を建築するところからや、リフォームなどでもCO2の削減ができるのです。かわらかべで「お洒落で機能的なエコ空間」は如何ですか。
パンフレットダウンロード(PDF:1,216KB)
![]() |
![]() |
かわらかべは瓦の吹き替え工事や、建物の解体工事などから排出される瓦をリサイクルしたユニークな壁材です。瓦は1100度~1300度で焼き固められた土で、硬質で多孔質なセラミック素材です。この瓦を捨てずに壁材として使用することで様々なメリットがあります。
■主なメリット■
独特の風合いと機能を併せ持つ魅力的な壁材【かわらかべ】
かわらかべに使用される骨材(瓦の砂)は全て家屋等の廃材を利用したものになります。この骨材は、エコシステムの工場(ISO9000認証取得工場)により的確な品質管理の下で製造されています。リサイクルされた瓦を骨材としたかわらかべは、1000Kgの利用で全て新品の壁材に比べて7.13Kg-CO2が削減できます。1平米で換算すると約37g-CO2の削減量となります。ちなみにかわらかべは1㎡あたり瓦の骨材として5Kg使用します。施工もカンタン!プラスターボードやクロス壁の上から直塗りが出来ます。
かわらかべにはその他に驚くべき機能があります。
1、放吸湿データ
このグラフは珪藻土と同等以上の放吸湿能力をもち、壁仕上げ材として適しているというグラフです。 グラフ左下のRH100%(相対湿度100%)のとき、瓦は他の素材より沢山の水分を吸い込みます。そしてグラフ中央のRH80%になるに従い、沢山の水分を放出します。それだけ瓦は水分を吸収したり放出したりするのです。尚、このデータは石川県工業試験場にて試験したものを単位体積重量に換算して表した表になります。
2、熱伝導率データ
熱伝導率がモルタル比で約1/3。断熱性があり壁材として適していることが分かります。
3、瓦骨材の写真・電子顕微鏡写真
かわらかべに使用される瓦骨材(主材) |
中央部にみえる黒い点は瓦の釉薬です。
この釉薬が壁材となった時、非常に面白い表情を出します。
瓦骨材表面(100倍) |
瓦骨材表面(2000倍) |
瓦骨材の表面の電子顕微鏡写真です。細かな孔がたくさんあるのが確認できます。
4、その他データ
●JIS A 6909による試験成績
試験項目 |
規格値 |
試験結果 |
|
初期乾燥によるひび割れ抵抗性 |
ひび割れが生じないこと | 合格 |
|
低温安定性 |
塊が無く組成分の分離・凝集がないこと | ※1 |
|
付着強さ (N/mm2) |
標準状態 | 0.3以上 | 0.3 |
冷温繰返し作用に対する抵抗性 |
試験体の表面に、はがれ、ひび割れ、膨れがなく、 かつ、著しい変色及び光沢低下がないこと |
合格 |
|
耐衝撃性 |
ひび割れ、著しい変形及びはがれがないこと | 合格 |
|
耐洗浄性 |
はがれ、磨耗による基板の露出がないこと | 合格 |
|
耐アルカリ性 |
割れ、膨れ、はがれ、軟化溶質がなく浸されない 部分に比べ、くもり、変色が著しくないこと |
合格 |
|
耐変退色性 |
ひび割れ及びはがれがなく、変色の程度が グレースケール3号以上であること |
合格 |
かわらかべは4~5mmの厚みで塗りますので、仕上げパターンは様々なものが可能です。またカラーバリエーションも豊富に取り揃えております。
1、仕上げパターン例
![]() 金鏝押さえ |
![]() 小手波 |
![]() トラバーチン |
![]() ローラー |
![]() 描き落とし |
![]() 筋引き |
![]() 洗出し(大き目の骨材) |
![]() 刷毛引き |
![]() くし引き |
![]() 藁入り刷毛引き |
![]() 木鏝荒らし |
![]() ウェーブ |
2、カラータイプ
![]() 亜麻色 (あまいろ) |
![]() 黄橡色 (きつるばみいろ) |
![]() 胡桃色 (くるみいろ) |
![]() 洗朱色 (あらいしゅいろ) |
![]() 杏子色 (あんずいろ) |
![]() 丁子茶色 (ちょうじちゃいろ) |
![]() 香色 (こういろ) |
![]() 駱駝色 (らくだいろ) |
実際の色は画面のものと多少異なることがあります。サンプルを請求の上、色をご確認ください。サンプルの請求はこちらから。